脳波室 防音シールド工事
-用 途-
脳波室・節電室・誘発電位検査室
-概 要-
脳波検査では、人体から発せられる微弱な電気信号を数千〜数万倍に増幅して記録します。
その為、外部から電磁波雑音が混入してしまうと記録された波形が判読出来ない場合があり、
精度の高い検査を行う為には、電波シールド(周波数 数KHz〜数MHz)が必要です。
実際は、コンセント回路を室内に引込む為に電源フィルターを用いますので、コンデンサーの大きさや
漏電流の制約により、周波数 500KHz〜20MHz 40〜50dB程度減衰したシールド性能となります。
また、脳波室の周辺に大きな電流を通す幹線ケーブルなどが布設されている場合は、
設置場所を変更する事が望ましいのですが、それが出来ない場合は磁気シールドが必要となります。
検査時は外部からの刺激を避ける為、静かな室内環境が望ましいので、遮音間仕切や防音建具仕様の
断面構造となります。
ホールや待合室の傍でテレビなどが在る場合は要注意です。
-施工状況- シールド層 銅箔張り・天井器具シールド処理 |
-標準納図- |
仕上・天井器具シールド処理 |